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放射線と活性酸素

「放射線過照射で1人死亡」

2004年4月11日(日)朝日新聞・朝刊の一面に掲載されていた記事を抜粋します。


青森県〇〇市某国立病院で、昨秋明らかになった放射線の過剰照射が原因で、すでに1人が死亡し、60人に副作用が出る可能性があることが分かった。うち26人は重い副作用が出る可能性もある。専門の医師らでつくる調査団が10日、日本医学放射線学界で発表した。
-------------中略------------
がん治療などの際に過剰照射を受けたのは95〜99年に276人。約9割が25%以内の過剰照射だったが、2倍以上の量を浴びた人も1人いた。


一面に掲載されていましたので、覚えていらっしゃる方もいると思います。 通常の放射線治療でも当然副作用は出ますが、それが過剰照射となるとさらに深刻です。もちろんどこの病院にしても慎重に治療にはあたっていると思いますが、やはり人間のすることですから、ミスは起こります。 この記事を読んで自分には関係ないと思わないで下さい。健康な普通の人でも放射線を浴びる機会があります。健康診断の時です。実はこれも結構恐いものなんです。

健康診断の放射線照射も危険

私達が通常、一番放射線を浴びる場所は、病院のレントゲン室です。寿命が120年あるとして、胸のレントゲン検査の時に浴びる量で、1回につき1日半早く死ぬといわれています。
胃の透視の場合、バリウムを飲んで、体をひっくり返したり、いろいろの角度から放射線を浴びます。この時の量は、寿命を1年半縮めるといわれています。当然レントゲン技師は隣の部屋からスイッチを押していますが、それでも子供はできにくいようです。

また、CT検査でも放射線を使用しますので、この時で150日寿命が縮むようです。 健康をチェックするために、体に害のある放射線を浴びなけねばならないということほど、ばかばかしいことはありません。しかし、このような場合でも、抗酸化食品を数時間前から摂っておくということをしておいたほうがいいと思います。この時は通常よりも多く、3〜4包は飲むようにしてください。ただ、胃の透視の場合は、当日の朝は食事はできませんから、検査の後にということになります。放射線を照射された後というのは不安が残りますが、そのままにしておくよりもいいです。(「旧ソ連チェルノブイリ原発事故被爆者の染色体損傷をAOBが修復」

放射線を浴びると強力な活性酸素が発生する

体内に入った放射線は、物凄い勢いで電子になって飛び出します。その電子の逃げられた中性子が動き回っている時に衝突して、陽子を蹴飛ばします。蹴飛ばされた陽子は暴走して、何十倍にも加速され、X線そのものの直接の害より大きくなるのです。
人間に対する放射線の致死量は、スプーン1杯のホットコーヒーの熱量にも満たないほんのごくわずかな放射線エネルギーで人間は死にます。

X線が組織に当たると、細胞内で活性酸素の中でも非常に強力なヒドロキシルラジカル(・OH)ができて、これが強い化学反応を起こします。でもこのヒドロキシルラジカル(・OH)に対抗する、体内にある抗酸化物質の量の差で障害の度合いも違ってきます。

年齢とともに放射線に弱くなる

私たちの体内は絶えず細胞が生まれ変わっています。この生まれた時の細胞は放射線に非常に弱いのです。年をとるごとに、この生まれ変わる細胞そのものが弱くなっていて、放射線から受ける被害の大きさは、年齢の3乗に比例すると言われています。ですから年をとると抗酸化食品もより多く摂ったほうがいいということになります。そしてこれは放射線だけでなく、その仲間の紫外線や電磁波についても同じです。

冒頭で紹介しました抗がん治療で使われる放射線は年のいっている人ほど、その副作用も大きくなります。それが過剰照射であればなおさらです。


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